昨今では、「コレクタブルNFT」「ジェネラティブNFT」など、さまざまな形の NFT が盛り上がりを見せていることは、皆さんもご存でしょう。
出典:https://rarity.tools/
グローバルだと、
など挙げだしたらキリがないくらい、多くの「コレクタブルNFT」「ジェネラティブNFT」のプロジェクトが存在し、Floor price(最低価格)も一般庶民の手が届かない価格帯を維持し続けています。
日本発だと、最近話題になったNFTプロジェクトとしてはGenerativemasksが挙げられ、こちらのプロジェクトはグローバル規模でスタートダッシュを成功させましたね。
出典:https://generativemasks.on.fleek.co/#/
そんな中、私自身が「日本風なNFTプロジェクトをグローバルでやって成功させてください」と言われたら、どんな案を考えるかなと思い、この機会に考えてみることにしました。
そして、2週間ほどリサーチ・検討してみた結果、私が考えたNFT案では以下を「テーマ」にしてみました。
- 浮世絵
- お相撲さん
- 福笑い
この記事を書いた目的は、今回私が考案したNFT案について、この記事を読んでくださった皆様からご意見を伺いたいと思ったからです。
また、この記事の構成ですが、まず「浮世絵」と「お相撲さん」をテーマにした理由について説明し、その後で「福笑い」の要素を入れたいと思った理由について説明します。
この記事を読んで、
- もっとこうした方が良さそう
- これはセンスが悪いから変えた方が良い
などアドバイスなどありましたら、お手数ですがぜひ私のTwitterまでコメントしていただけますと幸いです。
なぜ 「浮世絵」や「お相撲さん」?
まず「浮世絵」ですが、これは日本発のプロジェクトであることを活かして「日本っぽいもの」にしたいと考えた際に、真っ先に思い立ったことが一つの理由です。
「浮世絵」(うきよえ)とは、江戸時代に発達した色彩豊かな風俗画のことです。 昔の日本人が憧れた美人や役者、尊敬した武将、花鳥風月を楽しむことができます。
出典:浮世絵とは – 名古屋刀剣ワールド
ちなみにご存知の方も多いでしょうが、浮世絵のオリジナル絵(二次創作ではないもの)というのは、基本的にパブリックドメインです。
なので、江戸時代に描かれたオリジナルの浮世絵を元に、新たなデリバティブをNFTとして生み出しさらに販売したとしても、法的には問題ないと認識しています。
そして「お相撲さん」について。
フランスでは、東京オリンピック2020のテレビCMが放映されていたそうですが、それが下の動画になります。
ぜひ一度ご覧ください。
ご覧いただいたらお分かりの通り
- 浮世絵
- お相撲さん
- 和太鼓
このあたりが、海外の方から見た「Japan」の分かりやすいイメージなのでしょう。
ということで、Japanっぽさを世界に発信するために有力なコンテンツとして、浮世絵・お相撲さんは絶対に採用したいと考えました。
海外の人が、パッと一瞬そのNFTを見た時に、
- 分かりやすく日本っぽいこと
- シンプルであること
これは非常に大切な要素だと考えています。
Twitter上でもそうですが、多くの人は何らかの情報が流れてきたとしても、スルーするか、長くても2秒ほどしか画像や動画に注目してくれません。
そのため、パッとその情報を見たときに、何をテーマにしているのか分かりやすく、それについてもっと知りたいと思ってもらうことは、非常に重要なのです。
「福笑い」の要素とは?
次に「福笑い」についてです。
福笑い(ふくわらい)は、正月に遊ばれる日本の伝統的な遊びである。また転じて「変な顔」のことを指す言葉としても使われる(例:顔面福笑い)。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本人であれば、少なくとも一度は遊んだこと・目にしたことがあるのではないでしょうか。
私は最初に「ジェネラティブNFT」の仕組みや概念について理解したとき、この「福笑い」と似たシステムだなと感じていました。
(厳密には制御の意味などでは違うのですが)
で、この福笑いの要素をどのように取り組むかが、非常に難しいと悩んでいます。
浮世絵ベースのお相撲さんをモチーフにしたアバターNFTを作るとした場合、まずその顔の外枠は決まった形式のものにします。
そして、顔の個々のパーツに関しては「福笑い」のように(までとはいかずとも)、作成されるまでにある程度の『偶然性』をもたせたいと考えています。
リアルな「福笑い」ほど『偶然性』の度合いが大きくなると、上手く配置されたNFTが完成されたときの喜び、およびそのNFTの価値は相当に大きくなるかもしれませんが、
- (10,000個発行するとして)ほとんどは何か分からないものが生成される
- プログラムで制御するのが大変そう
などの懸念があるため、あくまで概念・ストーリーの一部として「福笑い」の要素を入れたいというのが落とし所です。
ある程度の偶然性を備えて、コードに沿って自然的に生成されたNFTというのは、最初からアートワークが完成されたNFTよりも面白いと、私は感じています。
実際、いまグローバルで盛り上がっている・高値がつけられている「コレクタブルNFT」「ジェネラティブNFT」のほとんどは、この要素を兼ね備えています。
そういった意味で、
- ジェネラティブ
- ストーリー
- マーケティング
のどこかの側面で、「福笑い」の要素を含ませたいと考えています。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あくまで現時点では企画段階のため、イラストやロードマップなどを準備できておらず、少しイメージしづらい部分があったかもしれません。
今回はひとまず、NFTの「テーマ」の部分について発表させていただきましたが、実際は
- どこまでオンチェーンでやるの?
- 販売方式は?
- ロードマップは?
など、NFTプロジェクトとして他にも考えなければならないことは多々ありますし、外面よりもそういった中身の方が圧倒的に大事であることは承知しています。
このNFTプロジェクト案を多くの人に見ていただき、いただいたコメントをもとに修正・改善を重ね、「テーマ」の先の事項についても検討し、企画として打ち出したいと思います。
【編集後記】
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