【和訳】今話題のコレクタブルNFT「Blitmap」がパブリックドメイン化

皆さんは、「Blitmap」をご存知でしょうか?

Blitmapは、ショート形式の動画共有サービス「Vine(現在はサービス終了)」の元CEO『Dom Hofmann』によってスタートした NFT プロダクトです。

そのNFTはすべて、17人のアーティストが作成した100個のオリジナルピクセルアート作品から始まりました。

ユーザーは、任意の2つのオリジナルNFTを組み合わせて、独自のバリアントを作成することが可能です。

また今後は、メタバースやゲームなどにも対応していく予定とのこと。

ちなみに、画像データなど含む全てのデータが イーサリアム チェーン上に配置されていることから、「フルオンチェーンNFT」「インチェーンNFT」とも呼ばれます。

OpenSeaのfloor price(最低価格)は執筆時点で4.8ETHとなっており、手軽に買えるNFTではないことがお分かりいただけるでしょう。

▼公式サイト
https://www.blitmap.com/

▼Twitter
https://twitter.com/blitmap

▼OpenSea
https://opensea.io/collection/blitmap


そんなBitmapプロダクトの運営チームが、「Blitmapはパブリックドメインになりました!」という発表を記事でおこないました。

ちなみにパブリックドメインとは、著作物について知的財産権が発生していない、もしくは消滅した状態のことを指します。

つまり、個人的だろうが商用的だろうが、ゲームにしようがおもちゃにしようが、好きに使って良い状態になったのです!(※日本語訳パートで後述するが命名には注意が必要)

従来の多くのNFT(特にIPが絡んだNFT)では、NFTを購入したとしても権利関係のすべてが保有者に譲渡されるわけではなく、またその線引きが曖昧であるという課題がありました。

せっかくNFTを保有していても、メタバース上で好きに飾れなかったり、Tシャツにして販売できなかったり等、NFTを購入する側からすると不便な規定が多いのが事実です。

それに対してBlitmapは、有名なNFTでは初(?)のパブリックドメインNFTになったとのことで、私自身とても驚いたとともに、「これは新たなNFTのかたちが見れるのではないか!?」とワクワクしています。

ということでこの記事では、Blitmapが発表した英文記事「Blitmap is public domain」を日本語訳していきます。

なお、もし誤表現・誤訳などございましたら、お手数ですがhttps://twitter.com/yutakandoriまでご報告いただけますと幸いです。


日本語訳

以下は、原文を日本語訳したものになります。

Blitmapはパブリックドメインです

昨夜、私たちは CC0の下で、Blitmapコレクションをパブリックドメインにすることに満場一致で投票しました。

今日から、個人的にも商業的にも理由を問わず、そして制限なしに、Blitmapコレクションを自由に使用できます。 

自由に使用できるのは、その中のピースやコンポーネント、キャラクター、またはコレクション全体の選択が含まれます。

近ごろのNFTエコシステム開発は、「クリプト自体に基づいているものと同じいくつかの理想を、NFTに組み込むことへの欲望が高まっている」ということを示しています。 

つまり、その価値は

  • 分散型台帳
  • それが可能にする履歴証明
  • そしてそこから生まれるトラストレスな構成可能性

からもたらされます。 

同時にこれらの新しい理想は、歴史的な堀(​​競合優位性や強み)が繁栄や長寿の主な推進力ではない、よりオープンな仕事のエコシステムを促進します。

私たちはこれらの価値観を、Blitmapに関する私たちの信念に組み込むことを選択します。

私たちは、「注目やマインドシェア(文化)が、私たちの空間における持続可能性の最大の推進力になりつつある」と信じています。 

そこに、二次的著作物または完全なコピーを作成できるかどうかということは、関係ありません。 

実際、それはおそらくより良いことでしょう。 

すべての二次的著作物は、その重要性の一部を元の著作物と共有しており、その逆も同様です。 

時間の経過とともに、オリジナル作品それ自体が、プラットフォームおよびエコシステムとなる力があるのです。

私たちはこの決定を下す際に、いくつかの長所と短所について考慮しました。

長所:

  • ディストリビューションや重要性の分散化。 派生品は、トラストレスな形で作成されます。 すべての派生品は、元の作品の注目とマインドシェアを高めます。
  • 利害の連携。 クリエイターは自立した派生品を作ることができます。 彼らには、「より多くの(そして願わくばより高品質の)派生品を作成した方が得だ」というインセンティブが与えられます。
  • 物事をシンプルに。 権利について心配したり、何が問題で、何が問題なのかについての質問に答えたりする必要はもうありません。 すべてが綴られており、容易に理解できます。 私たちは自分の仕事に集中することができ、そしてコミュニティの活動に驚かされることがあるかもしれません。
  • クリプトネイティブである。

短所:

  • 排他的な権利はない。 エンティティと個々のアーティストの両方が、他のすべてのアーティストと同じ権利を持っています。つまり、派生品を作成することです。
  • 悪い役者。 IPは、ネットスラング、極端な政党、カルトなどによって採用されたり、悪用されたりする可能性があります。
  • 価値が低いように思う人もいる。 IPが堀(​​競合優位性や強み)であると信じており、それが放棄された場合、Blitmapの重要性は低くなると思う人もいます。

また、すでにパブリックドメインになっているフィクションの作品のリストと世界観についても考慮しました。

  • アーサー王
  • シェイクスピア
  • ドラキュラ
  • オズの魔法使い
  • ジェーン・エア
  • Little Women
  • モービーディック
  • ピーターパン

これらの例での興味深い点は、それらから生まれた派生品の多くは、パブリックドメインではないということです。 

言い換えれば、アーサー王の基盤と世界観がパブリックドメインであるという理由だけで、それは「緑の騎士」や「石に刺さった剣」のようなものまで適応しているという意味ではありません。

それでも、これらの適応は、全体としてオリジナルの重要性に貢献しています。 

アーサー王伝説がブロックチェーンで始まり、そのコンポーネントがトークンとして表された世界を想像してみてください。 

確かに、エクスカリバーの作成者または所有者であることを証明することには、価値があります。

Blitnautsまたは将来の拡張パックは含まれますか?

現在私たちは、オリジナルのBlitmapコレクションをリリースしています。

これには、その中のピース、コンポーネント、キャラクターの選択、そしてコレクション全体が含まれます。

私たちの計画は、シーズン1で作成されたすべてのIPをリリースすることです。

これには、Blitnauts、3つ目の拡張パック、およびそれぞれのドロップの直後に明らかになる案内を含んでいます。 

シーズン1の後、将来のIPの計画を再評価して決めることになりますが、私たちは楽観的ですよ!

あなたはもちろん、いつでも独自の派生品または演出(新しいBlitnautsを含む)を作ることができます。

これには元のBlitmapと兄弟(他の人の派生品)の両方が含まれますか?

兄弟自体は、元のBlitmapを組み合わせて作られた二次的著作物であるため、少しグレーゾーンになります。 

理論的には、私たちは現在兄弟を解放する権利を持っていますが、それをするだけでは違和感があります。 

私たちはコミュニティの関与を尊重しますし、コミュニティが、存在する兄弟のほとんどを所有していることを認めます。 

そのために本日、Blitmapの所有者に投票を行い、兄弟コレクションもリリースするためのサポートを求めます。

結果に関係なく、元のBlitmapをいつでも好きなように使用できます。これには、リミックスや、組み合わせて独自の兄弟を作成することも含まれます(ただし、これらに限定されません)。

ネーミングについてはどうなっていますか?

CC0は商標権に影響を与えません。 

ネーミングを個別に公開するよう取り組んでいますが、これにはもう少し作業が必要になります。 

今のところ、二次的著作物では、「Official」「Canon」「Blitmap(s)」「Blitnaut(s)」の後に、任意のシーケンス番号を付けた「Blitmap(s)」または単に「Blitnauts(s)」という表現は控えてください。

✅ My Little Blitnauts

✅ Baby Blitmaps

✅ Blitland

✅ Blitmaps GAN

✅ Coolblits

✅ Blit Blit Maps

❌ Blitmaps

❌ Blitnauts 2

❌ Blitmap Mk III

❌ Blitnauts Part 4

❌ Official Baby Blitnauts

私の派生品もパブリックドメインである必要がありますか?

いいえ。

コミュニティの相互利益があるかもしれませんが、それは完全にあなた次第です。

派生品でBlitmapを承認する必要がありますか?

派生品でBlitmapを承認する必要がありますか?

いいえ。

コミュニティの相互利益があるかもしれませんが、それは完全にあなた次第です。

私は商用の派生品を作っています。 利益をBlitmapと共有する必要がありますか?

いいえ。

コミュニティの相互利益があるかもしれませんが、それは完全にあなた次第です。

これには商品/ゲーム/おもちゃ/ショーなどが含まれますか?

はい。 あなたは好きなことをすることができます。

これはいつ有効になりますか? ドキュメントはありますか?

元のアーティスト全員が投票で、17分の17と満場一致で同意したので、これは今日有効になると思います。

さらなる保証と不変性を望む人のために、私たちはすべてのアーティストがウォレットで署名するというリリースを含む、スマートコントラクトの作成にも取り組んでいます。

今後数週間で、これを展開する予定です。


私たちはNFTと、NFTが世界の構築とストーリーテリングにもたらす新しい可能性が大好きです。 

ある意味で、この変化は「NFTの前提」全体に対する賭けです。 

別の言い方をすると、それは私たち自身の「コミュニティが作り上げた」価値の、自然な拡張です。 

一緒に何ができるのか楽しみです。


最後に

今回は、今話題のコレクタブルNFT「Blitmap」がパブリックドメイン化したニュースについて取り上げました。

最後に私の意見を述べると、この流れは個人的にパブリックブロックチェーン的で大好きです!

他のコレクタブルNFTプロジェクト「BAYC」でも似たような話があったので、近い将来パブリックドメインになるのではないかと期待しています。

パブリックドメインにする長所の面でも述べられていましたが、権利について心配したり、何が問題で、何が問題なのかについて確認するのは正直面倒です。

それが取っ払われただけでもこのNFTを買っていろいろ試してみたいと思いますし、私としては他の非IPプロダクトもどんどん真似したら良いのになと感じます。

今後このような事例はコレクタブルNFTを中心に増えていくと思いますし、その先陣を切った「Blitmap」の動きにはこれからも注目していきたいと思います。

また、この記事が面白かった・参考になったという方は、Twitterなどでシェアしていただけると大変嬉しいです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

【編集後記】

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