2022年5月19日(木)に「NFTv」の特別編が配信されました。
この番組は、 NFT 業界のキーパーソンたちをゲストに迎え、
- NFTの基礎知識
- 最新の使い方
などを、分かりやすく紹介していくメディアです。
ブロックチェーン やNFTを知らない人でも、分かりやすく、そして楽しく学ぶことができる番組となっております。
今回は、株タレントの杉原杏璃さんをゲストにお迎えして、Web3全般に関するテーマに対してAMA(Ask Me Anything)をおこないました。
TwitterやYouTubeコメント欄を通して、多くの方から常時コメントが寄せられていたことが印象的でした。
そんな記念すべき特別編となるAMA放送について、この記事では
- 見どころ
- 注目部分
を分かりやすくまとめていきます。
全てを網羅するのは到底ムリ・・・時間がなくて動画は全部観られない・・・と諦めそうな皆さんに、「これだけ知っていればOK」というトピックをお届けします!
まずは「PlayMining」についておさらい
AMA(Ask Me Anything)コーナーに入る前に、まずは「PlayMiningとは何なのか?」について解説がおこなわれました。
『遊ぶことでMiningができる』というコンセプトのプラットフォーム「PlayMining」は、ゲームとフィンテックが融合するGameFi領域において、世界をリードするNFTゲームのプラットフォームです。
GameFiというのは、ゲームとDeFi(分散型金融)が組み合わさったジャンルのこと。
GameFiに関しては、以前「NFTv」第5回目放送にて詳しく解説しているので、詳しく基礎から理解したいという方は、上(↑)の記事をご参考ください。
そして、『遊ぶことでMiningができる』という仕組みを一般的に「Play to Earn(プレイすることで稼げる)モデル」と呼びます。
この派生として、近頃は
- Move to Earn(歩いたり走ったりすることで稼げる)
- Sleep to Earn(眠ることで稼げる)
- Listen to Earn(音楽を聴くことで稼げる)
など、さまざまな「X to Earnモデル」が世界中で提唱され、実験されているといったフェーズです。
その大きな波の中で、PlayMiningも元祖Play to EarnゲームとしてWeb3エンタメの実現を試みていますが、実はもう一つ大きな目的を掲げており、それが『持続可能な社会貢献』です。
「ゲーム開発企業が儲かったら社会に還元する」というのが一般的なモデルですが、PlayMiningでは「儲ける(Earnする)作業の中に、あらかじめ社会貢献のための作業が含まれている」というモデルになります。
こちらに関しては先日、事業戦略発表会のまとめ記事が既にありますので、ぜひ上(↑)の記事をご参考ください。
また、JobTribesでは現在、サービス開始から2周年を記念したNFTギブアウェイ企画をおこなっております。
詳細は以下のツイートに書かれていますので、是非ご参加ください!
AMA(Ask Me Anything)の質問と回答
では本節からは、番組中盤からおこなわれたAMAについてピックアップしてまいります。
番組中で取り上げられた全ての質問と、それに対する回答を一覧形式でお伝えしていきます。
プレセール中の「Cookin’ Burger」のNFTは売れ残った場合どうなりますか?
まず前提として、サービスインするまでは売り続けます。
そしてサービスインした後は、基本的にはゲームプレイを通じてNFTを手に入れるかたちへとシフトしていきます。
一般的にGameFiプラットフォーム内で使用するNFTの入手方法は、以下2種類のいずれかに該当することが多いです。
- マーケットプレイスを通じて購入する
- ゲーム内の報酬として獲得する
既存のゲームにおいても、2の方がアイテムを獲得する手段として親しまれていますが、Cookin’ Burgerでもゲーム内報酬としてNFTを獲得するモデルに移行させていくとのことです。
何故ゲームをプレイしてお金がもらえることが可能なのですか?
まずはシンプルに言うと、IN(入ってくる金額)がOUT(出ていく金額)より多いからです。
そして、INの中の一部を「Play to Earn報酬」つまりお金として配ることによって、『ゲームをプレイしてお金が稼げる』というユーザー体験を実現しています。
先述の通り、売上の一部をPlay to Earn報酬として配布しているため、従来型のゲームと比較すると利益率は低くなってしまいます。
しかし、GameFiであることからも、ユーザーの意識としては「消費ではなく投資」という意味合いが強くなるため、全体の規模を大きくしていくことで解決できるとしています。
今後パズルゲームのようなものを出す予定はありますか?
PlayMiningはゲームプラットフォームなので、おそらくパズルゲームも出るでしょう。
野球ファンなのですが、野球ゲームができる予定はありますか?
今のところは予定がありません。
なぜならDEA社はシンガポール法人であり、世界でみたときにスポーツというのはフットボール・バスケットボール・クリケットなどの方が人気で知名度も高いからです。
そのため野球は、PlayMiningプラットフォームが成熟していろいろなことに手を出せる状態になった時に、再度検討したいと思います。
「下落相場でDEAP coinを購入すること」に対してどのようにお考えですか
本質問に対しては、ゲストで株タレントの杉原杏璃さんの名言が紹介されました。
投資に対して不安の方が大きい時に何かをやってもあまり良いことはないので、今はまだ考える時なのかなと。
自分の中ですごく期待値が上がって「これいけるかも!」というふうに考えが変われば投資すれば良いと思います。
自分の中の気分が上向いてきた時が、何事もスタートする時かなと。
不安の方が大きい時は、自分でいろいろ勉強しながら情報を集める時間にすれば良いんじゃないかなと、私は思いますよ。
カムイバース以外のメタバース予定はありますか?
カムイバースというのは、「PlayMiningVERSE構想」に最初に参戦を表明してくださった、漫画家の藤原カムイ先生によるメタバース(PlayMiningVERSE)空間のことです。
PlayMiningVERSEでは、クリエイターとファンがお互いにウィンウィンとなるよう設計されたVerse構想となっており、詳細は以前のNFTvでも解説したので、ぜひ以下記事や動画をご参考ください。
そして先日の「DEA社事業戦略発表会」では、『将来的にはさまざまなクリエイターとのコラボレーションにより、第二弾・第三弾のVERSEプロジェクトが発表されていく』と発表されました。
なので、カムイバース以外のメタバース予定はありそうですね。今後の動向に注目です。
NFTのイラストレーターさんについて
こちらは、「お金に糸目をつけずNFT作品に対して支払う人に対して何か策を講じないのですか?」という意図のご質問だと解釈します。
ゲームで使用できるNFTには、ゲームアイテムとして優秀という以外にも、アートワークとしての価値付けもあるしょう。
そして我々は、ミユキルキア先生や藤ちょこさんなど、既にカリスマイラストレーターさんとのコラボ作品もたくさんリリースしてますので、『既にやっています!』という答えになります。
もしかしたら多くの方に認知して頂けていないのかもしれないので、今後さらにPRの方も頑張っていきたいと思います!
いつ、杉原さんはNFTになりますか?
私がNFTについてしっかり理解した上で、自分がやりたい夢を実現するためにNFTを使うことが近道だったり、それを通して最高な場をつくれるのであればやりたいですね!
重大発表
今回のNFTv特別編放送では、番組の最後にCEO山田さんから重大発表と題して、『PlayMiningはエンタメ事業をWeb3化する水先案内人である』という発表がおこなわれました。
一体それはどういうことなのか、ここからは番組での発表をもとに、テキストベースで簡潔に概要をお伝えしていきたいと思います。
Web3における1番の大きなテーマは、中央集権から分散へのシフトです。
パブリックな場で事業を起こすというのが本来のあるべき姿であるとよく言われますが、それに対して我々としても異論はありません。
ただし、我々はプライベート・中央集権の部分を残しながら事業をおこなっているのですが、これは明確な意思をもったうえでおこなっています。
そもそもWeb3においてパブリックや分散が重要であると言われるようになった背景には、金融(つまりDeFi)が無人化・自動化されていったという経緯がありました。
しかし、私たちがやろうとしているのはエンターテインメントの事業です。
エンタメ事業(ここではGameFi事業)はDeFiと一緒ではなく、最初から無人化・自動化してしまうとコンテンツが育たないといったスタンスでいます。
ゲームのエコシステムというのは、非常に複雑な調整が必要になります。
「ほっといて勝手に自由にやったらええわ!」というスタンスでいると、すぐにゲームは廃れてしまうので、非常に繊細な調整が必要になるのです。
また、そもそもクリエーションというのは、誰か一人の尖ったクリエイターさんが引っ張っていく、それに対して「いいね!」というファンのがついてくるという流れになります。
なので、皆が「平等に」意思決定権をもって面白いものを創り出そうとしても、きっとエンターテインメントとして面白いものは出来づらいと思います。
以上の理由を踏まえて、我々はプライベート・中央集権の部分を残しながら事業をおこなっています。
ちなみに、最近発表された「Oasys」さんの事業計画書にも、まったく同じことが書かれてました。
つまり、DeFiとゲームは違うんですよ、中央集権じゃないと上手くいかないんですよと。
これは私たちが言っていることと同じではないかということで、心が強くなりました。
つまり私たちは、Web2のエンタメの世界からWeb3の方に人々を連れていきたいと考えています。
Web3の世界からすると、皮肉的な言い方にはなりますがWeb2の世界の中の人というのは、実はコントロールされた壁の中にいるのです。
なので、この人たちをWeb3の世界に「ちゃんと」連れて行ってあげたいなと思っています。
Web3のマーケットは景気がよくなってきているにもかかわらず、ユーザーベースで言うと80億人のうちの2億人しかまだ居ない状況です。
しかし、パブリックな世界というのは規制の手が届いていないこと・無秩序なことがたくさんあったりするので、実はそういう世界を怖いと考えている人がたくさんいるといった実態もあります。
今後、Web3の世界でもそういった課題を解決する方法はどんどん出てくるとは思っていますが、今そこができていない状況なので、我々は「パブリック化への下準備」をフェーズ1としておこなっています。
何をしているのかというと、外側のWeb3の世界に「緩衝地帯」みたいなものをつくります。
これが私たちがイメージしている『プライベートゾーン』と呼ばれるものです。
Web2世界に穴を開け、「大丈夫だよ〜」と言って少しずつ人々をWeb3の世界に連れてきています。
そして、この緩衝地帯に出てきてくれた人たちは、Web2世界だけではできなかった「Play to Earn体験」「ロイヤリティ無限還元」を提供しているのです。
さらに、その先の話として、緩衝地帯から本物のWeb3の世界へと穴を開けていきます。
現時点で私たちは、『Web3の世界が無法地帯から少しずつルール形成されていく』ことを見計らっています。
つまり、水先案内人としての責任を持って、「もう大丈夫だから行ってきて良いよ!」というタイミングを伺っています。
そういったかたちで、プライベートチェーンを駆使しながらパブリックの世界が仕上がるように、私たちも努力していきます。
そして、先程のフェーズ1を経た後のフェーズ2として、緩衝地帯からWeb3の世界へと人々が出てきて、外の世界の方が栄えている状態になっていきます。
そして最後に私たちのビジョンとして、「トークンエコノミーをスマコン化」というフェーズ3を掲げています。
Web3が完成された世界では、資料左側のようにDEAP coinを使ったPlay to EarnのUGC(ユーザー生成コンテンツ)を創出できる世界を構築しようと考えています。
また、資料右側のように、スマートコントラクトによって駆動される組織「DAO」を構築できるように、材料を提供していきます。
しかし、フェーズ2とフェーズ3は百合籠のように行ったり来たりを繰り返します。
世の理として一方通行で物事は進んでいかないので、緩衝地帯を設けておくことで双方から来たユーザーさんに対して「いつもそばに居るよ」という立ち位置で価値提供していきたいと考えています。
以上が、本日発表したかった重大発表になります!
まとめ
この記事では、見どころ満載の第7回目放送についての「見どころ」「注目部分」を紹介しました。
Youtubeチャンネル には、今回の特別編AMA放送のアーカイブが残っていますので、ぜひご覧ください!
本記事では要点に絞って一部をご紹介しましたが、動画の方は非常にテンポもよく面白い配信となっていますので、お時間ある方はぜひご覧いただけますと幸いです。
最後になりましたが、大変励みになりますので、チャンネル登録と高評価もぜひよろしくお願いいたします。
では、次回の放送もお楽しみに!
【編集後記】
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